放射線科医としてスタートを切るのには最高の環境でした
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埼玉医科大学国際医療センター画像診断科に一年
間在籍させていただきました。この一年間で、
画像診断の基本を学ぶことができました。この
病院の特徴として、国内有数の悪性腫瘍や脳血管、
大血管の手術件数を誇っており、他の病院では
まず見られないような珍しい疾患の経過、その
転帰に日常的に接することができます。
それに加え、この病院には、IVR、大血管、呼吸
器、腹部、脳神経のエキスパートの先生がいらっ
しゃいます。フランクな方が多く、多数教科書を
書かれているような先生方達は、一年目の私に対
して様々な事を快く教えてくださいました。
私は、特に脳神経に関する画像診断に興味があり、
その分野を深く学ぶことができたのは貴重な経験
でした。
また、画像診断科以外の科との連携も密であり、
病院内での診療連携が非常に優れていました。
例えば、病理科との連携も密であり、わからない
ところ、興味深いと思った症例なども、伺えば
快く教えて下さいます。
病院は、開院以来のデータの蓄積があり、研究をしやすい環境が整っています。私自身も、論文を
書く機会や、研究を行う機会に恵まれました。病院側も、研究を支援する体制が整っており、自分の
興味ある分野を研究に繋げることが比較的容易です。
私は東京大学からの医局派遣で研修しましたが、放射線科医としてスタートを切るのには最高の環境
でした。さらに、他の科との連携や研究支援体制も整っており、自分のスキルアップにつながる非常
に良い経験をすることができました。こちらに入局を考えている方、短期留学を考えている方いずれ
にとっても恵まれた環境と思います。
園田優貴先生(現・東京大学医学部附属病院)
エキスパートの先生方に基礎から学びました
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2016年度の1年間当科で研修させて頂きました。
当科には各領域のエキスパートの先生方が多く在籍しておられます。最初はそういった先生方に
萎縮していましたが、医局員の大半が偉い先生方なので(いい意味で)徐々に慣れていきました。
もちろん、尊敬の念は日に日に大きくなります。
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CT・MRIの検査も後期研修医1名、専門医1名で
横並びの席で当番になるので、気兼ねなく質問
することができ、とても詳しく教えて頂けます。
その他色々な雑談も面白い先生方が多いです。
大物たちの中で仕事をするのもいい経験だと思い
ます。大抵のことでは物怖じしなくなります。
また実際にそういった先生方がレポートをつけて
いるため、過去レポートも含めて本当に勉強に
なります。
各科とのカンファレンスも盛んに行われており、
行きたいカンファには自由に参加することが
出来ます。
IVRもTACE、顎動注、生検からステントなど幅広い
症例を学べます。
毎週木曜日には佐野先生を中心に肝胆膵領域、
金曜日には酒井先生の胸部のレクチャーがあり、
東京レントゲンなど学外の勉強会も積極的に参加
できます。
論文、学会や依頼原稿の指導も手厚いです。
これらで忙しい時もありますが、医局長の佐野
先生が様子を見つつ仕事を振ってくださるので、
常識的な範囲で忙しいといった感じです。
地方会からJRSやRSNAなどの国際学会の指導も
懇切丁寧で、私はエクセルの使い方もよくわかりませんでしたが、そういったレベルから教えて
頂きました。
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また当院は悪性腫瘍と救急疾患をベースとしておりますので、読み応えのある画像が多いと思います。
ほとんどの画像に評価すべき所見があり、よくわからない腫瘍なども日常的に初診で来ていました。
研修、研究の両面で多くの材料が揃っています。
技師さん、看護師さん、事務さんも親切な方が多く仕事もしやすい環境にあります。
私は東大病院からの医局の派遣で研修していましたが、生え抜きの先生と同じように熱心に指導を
して頂きました。こちらに入局を考えている先生方はもちろん、短期留学を考えている先生方に
とっても恵まれた環境だと思います。 (2018年1月寄稿)
山口晴臣先生(現・東京大学医科学研究所附属病院)
一流の先生方の研究を、自分の目で見ることが出来ます
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埼玉医科大学国際医療センター画像診断科での4年が終わりました。
学生の時分から画像診断へ進もうと決めていたため、前期研修は画像診断科を
ローテーションできる市中病院を選択しました。後期研修に際しては指導医の
勧めもあり、神経、胸部、心臓・大血管、腹部など各分野の読影をスペシャリストの
元で学べる当院を選択しました。
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最初の2年間は、画像診断医としての基礎を習得
するため、各分野を数か月単位で重点的に学んで
きました。いずれの分野でも教科書的な画像から
何がどうなっているのか皆目見当もつかないとい
う画像まで、症例数・状態ともバリエーションが
豊富です。それ故、読影が困難で1時間以上かか
ってしまうことも稀ならずありますが、指導医か
らは丁寧な指導・助言をいただけ、見捨てられる
ようなことはありません(多分……)。
読影だけでなく、「CT・MRIの原理」といった基
礎(知らないことの方が多かったです……)や、
より良い画像を得るための撮像方法なども教えて
いただけます。臨床以外の部分でも多くのことを
学べます。学会発表の機会は多く与えていただけ、
学会・研究会への参加も優先的に許可していただ
けます。また、各分野で一流の先生方が如何様に
研究を行うかを自分の目で見ることができ、モチ
ベーションも高まります(自分で研究をできるよ
うな段階には到達しておりませんが)。
毎日学ぶことが多く多忙ではありますが、それに
見合う実力が付くと思います。画像診断での後期
研修に興味のある先生は、是非御越し下さい。
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おまけ:病院が建っている日高市は、大都会とは申せませんが生活するには充分な環境です。
車がなくとも問題なく生活できます。
高橋正洋先生(現・国立病院機構高崎総合医療センター放射線科)
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